

7月26日・27日に広島国際会議場で開催されました日本臨床歯周病学会に2日間参加いたしました。この学術大会は日本でも多くの歯周病治療に関わる歯科医師、歯科衛生士をはじめとした歯科医療従事者が参加するとても大きな学術大会です!
昨年と同様当院からは歯科衛生士の田村と歯科技工士の井上が参加しました。ひとりで学会参加すると講演を拝聴したのちに感想を言い合える相手がすぐにいないのでここ数年田村が同席してくれることでその場で活発に意見交換ができることにとても感謝しています♡
朝早くの新幹線で向かいましたが会場に着くと土曜日の朝9時前にも関わらずもう座るところがないくらいの熱気でした!ここは歯科衛生士さん向けの会場で主に重度歯周病の患者様にどのように衛生士として向き合っていくことができたかといった内容を聴くことができました。


また、発表にはいろいろあり、どのようにして歯周病治療を成功させたか、歯ぐき下がりのような歯周外科手術をこのような術式で成功させたかといった内容を1枚の紙で発表するのがポスター発表です。今回もたくさんのポスター発表されている歯科医師や歯科衛生士がおられました。ひとつずつ拝見し、『あ、これは当院でもやってるね!』や『こういったこともできるんだね』ということを田村と話しながら見るポスター発表はやはり新鮮で私の知らないことを知っている田村からも学ばせてもらいました!
そしていつも勉強会でご一緒させていただいている友人の衛生士からも『田村さんすごくがんばってるね!』と言ってもらえたりしたことがとても嬉しく思いました。
歯科技工士 井上由偉
歯科衛生士の田村です!毎年恒例の臨床歯周病学会に今年も参加したので報告致します。
今回の学会は「重度歯周病への挑戦」がテーマでした。
重度の歯周病は歯を失い、口腔内が全体的に崩壊してしまった状態のため歯を残すのか、抜歯してインプラントをしていくのか、どのように治療をしていくかを重度の歯周病の場合は試行錯誤して治療計画を立てる必要があります。今回はそのような重度の歯周病への挑戦をテーマに様々な歯科医院や歯科衛生士の方が講演をされていました。
歯科衛生士の方の講演では、重度の歯周病の患者様に対して歯科衛生士が行う衛生指導について勉強しました。重度の歯周病では歯磨きだけでは治らず、全身疾患や喫煙が関与しているケースが多くあります。そのようなケースに対して行った禁煙指導や、全身がある患者様との関わり方を先輩衛生士の方のケースプレゼンテーションで勉強しました。
また、歯科医師の方の講演では、重度歯周病の患者様への様々な治療方法を勉強しました。手術は歯科医師が行いますが、手術までに歯科衛生士が患者様の歯周病に対する意識をどれだけ変えられているかで、手術の結果が左右される、それだけ「歯科衛生士の役割が歯周治療にとって大切である」ということを再認識しました。
今回の学会で重度の歯周病を治すことの難しさを改めて感じさせられました。
手技はもちろんですが、「歯科衛生士が患者様と信頼関係を構築すること」が何よりも歯周治療を行う上で大切なことであると学びました。
歯科衛生士の方の講演を聞いて、臨床で悩んでいた患者とのコミュニケーションや、「こんな時どうしたらいいのだろう!」と思っていたことを解消することが出来てとても有意義な時間で、あっという間の二日間でした。
今後も様々な学会で勉強して歯科衛生士としてスキルアップ出来るように頑張りたいと思います!!
歯科衛生士 田村澪
一日目の夜は有名な「お好み村」で広島の牡蠣や、お好み焼きなど名物料理を食べて一日目の疲れを癒しました♪



二日目の学会終わりに広島を堪能するために、平和記念公園の周りを散策したり、二人でウキウキしながら路面電車に乗ったりして、帰りの新幹線に向けて広島駅まで帰りました。


学会と、疲れを癒すために広島観光と充実した二日間となりました。

最後になりましたが本学術大会参加のため、土曜日を休診とさせていただき患者様には大変ご迷惑をおかけいたしました。ありがとうございました。
今後も歯周病や歯ぐき下がり手術、また、インプラントを含め些細なことでも患者様のお悩みにお応えできるように頑張ってまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
歯科衛生士 田村澪
歯科助手 井上由偉