いつもお世話になっております。日々の診療の合間を縫って毎週のように全国各地を行き来する毎日ですが、この1週間は立て続けに「私にとって」大きなイベントがありました。
1.大阪大学歯学部附属病院インプラント講演

10月29日(水)大阪大学歯学部附属病院インプラント研修会にお招きいただき、講演を行いました。大阪大学歯学部附属病院には当院も大変お世話になっており、私では対応が難しい患者様の対応などもお願いしています。
そんな大阪大学歯学部付属病院のインプラント科の先生方や他科のインプラント治療に関わる先生方を対象にした研修に呼んでいただけるのはとても光栄だと感じています。大学病院には高度な医療を提供するという使命に加えて、歯科医師の育成をするという使命もあります。大学院生や研修医、そういったこれからの歯科界を支える先生方の教育に少しですが関われるのは今まで大学含めいろいろな場で指導をしてもらった恩返しができている気がします。
これまでも大阪大学に加え、鹿児島大学、九州大学、東京医科歯科大学などで講演をさせていただきましたが、来年は母校である広島大学での一日講演会に呼んでいただいています。
そしてこの講演会には高校一年になった私の息子も同行させてもらいました。今後の進路を考えるにあたって大阪大学医学部・歯学部を見学したいという思いがあったようで、講師特典?として講演前に大学見学をさせてもらいました。息子は両親が歯科医師ということは知っているものの、実際どんな仕事をしているのか、特に診療室の外でどんなことをしているのかは想像すらできなかったでしょうから、その一端を見せることが出来た感慨深い一日となりました。
2.ヤングデンタルイノベーターズミーティング
11月1・2日には横浜のパシフィコ横浜で開催された第2回ヤングデンタルイノベーターズミーティングというイベントに参加しました。
我々の世界は45歳以下が「ヤング」の枠組みのようで、これからの日本の歯科界を引っ張っていく次世代のリーダーが講演を行う二日間です。私はコロナの影響で幻に終わった第1回大会のトリを務める予定だったこともあり何となく思い入れのあるイベントです。

もう48歳になりましたので、今回はヤングの枠組みではなく座長として講演を行いました。約1000人の若手メインの参加者が集まる非常に熱気のあるイベントで、満席の会場の中当院で行っている歯周病・インプラント治療の話に加え、次世代の歯科医師にむけて前向きに研鑽を続けて、第3回ヤングデンタルイノベーターズミーティングでは聞く側でなく話す側にレベルアップしてほしいというメッセージを伝えてきました。
このように私もだんだん若手から中堅・ベテランと言われる年齢・立場になってきました。いろいろな舞台に呼んでいただけるのはありがたいことですが、歯科医師としての本分と一番のやりがいは やはり「診療室内での日々の診療」です。
大きな舞台で認められるような質の治療を行えるのは、それを支えてくれるスタッフや家族のおかげであり、何よりも体を任せてくださる患者様あってのことだと感謝しております。
この数年間本当に激務をこなしてきましたが、来年度からは外部での仕事量は減らしながら ますだ歯科医院へ注力していこうと考えています。


院長


















